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Denali 〜稲葉香ブログ〜

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アッパートルボ16

9月8日  ティンキュー 〜 シーメン 〜 ムシコーラ分岐  4103M

夜、星を撮ってみたが、、普通には撮れてると思うが、、、今日は10分待ち、してみた。
で、、失敗したーーー。。。もうーーーー頑張ったのにーーーくっそ。。
キッチンテントから誰が出てきた、、もうー、、やっぱ真夜中じゃないとダメだよな。。
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ライト照らされた、、、怪しいもんな、、私。。
誰だろ、ゴンパかな、ま、ええか。。
ティンキューからシーメンの間、大谷映方氏診療所がある。
大谷映方氏と言えば、もちろんトルボ!!!
写真集がでてるのだけど、高いから買えてない、、やっぱり欲しい帰国したら買おうっと!
そして、これまた私の好きな植村直己氏取材のため、シアトルからマッキンリーベースキャンプまで、最後の10日間を氏と共にすごした。
その映像は、もちろん持っている〜!
いやーーこれを知った時は、嬉しかったな〜☆

そこまで途中までバラサーブのお話〜、ほんま色々話してくれるから楽しい
さすが西北ネパールの第一人者。
トルボ11の峠のうち、7つにたっている。
なんだ?それ??ってことを、されている!!
私もその後に続きたいーー笑!!
その中で、カイラス、マナサロワール、ナムナニが見える峠があるらしい。
うっわーーーそれ、やばいっ、、やばすぎっ!!
きっと興奮して、、どうにかなりそうだ。。。
フムラ、また、帰ったら調べてみよう、そしてまたヒマラヤ巡礼を読みなおしたい。
しかし、腰が痛そうだな。。。
バザールによった、チベタンかな?
中からガンガン音が聞こえる〜
そして、なかなか男前が出てきた、とりあえず喋りかける!
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喋りかけると言っても、私は語学が出来るわけじゃないんだけどねーー笑
それでいつもなんとなく喋ってるから不思議なんだわ、、笑
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見せてもらった、彼女の写真だって、ちゃんと財布に入れてるんだから、なかなかやん、凄いなーー!!わたくし、このかたやったことないぞ。。。
ネパールでは、奥さん、子供、彼女、家族の写真などなどを必ず持っている。
お前は、なんで持ってないんだ?って、言われたり、、なんでだろう?か?
ネパールでは、家族の繋がりがとってもアッタカイんだな〜
友達のネパリもいつも家族に合わせてくれている。
またきたの?好きやねーーって!はい、その通り、大好きですから〜っと、答える。。

おーーーっと、カンテガがチラッと見えた〜
わかるかな?
白い山、左の山です。
手前の黒い山は、クーラカンであります〜
歩いてるのは、メンバーのみなさんです
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あの病院まで行ったらもっと見えるだろう〜!
やっほーーきた、きた!
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病院には、人がいなかった、、、いついるんだろうか??
せっかく作ってもこうなることはよくあるんだ、、バラサーブが言っていた。
援助は難しい。。。
以前、トレッキング中に畑の中で、ドッカーーーンの鉄のカタマリ?を見たことがある。
物だけ送ったら壊れたらそこで終わってしまう、、メンテナンスが出来ないみたい。。
その時、教えてもらった。。。

そこからまた馬に乗る、今日は深い深い谷沿い。
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エメレルドグリーンがとっても綺麗〜
この旅の前に、奈良の吉野の川に行って、今度は四国の川に行きたい思っていて行けなかった。
吉野では、去年飛びこんだ時は匂わなかった、むしろ綺麗やん、やっぱ吉野やな〜と思った。
しかし、今年は、川の水が増して、匂った、、臭かった、、あれれ、、なんで??
そしたら、その帰りの温泉で新聞に載っていた、汚染されたみたいだ、住民からの苦情が出て
きたらしい、、やっぱりそうなんや、、匂ったもんな、、、、残念。。。
来年また行ってみよう、、匂うかな、チェックしにいこっと。。
トルボでも川沿い歩き、川の近くでキャンプして、川は命であった。
水は、生活にはかけがけのない存在なのだ。。。
見方が変わってきたのだった。

馬、足もなれてきて楽ちんになったきたけど、、山肌の下りは、めっちゃ怖いー!
歩きたくなるんだけど、そんな場所で馬からすぐおりることなんて出来ないだ。。
馬を信じるのみ!!
ヤクが遠くに見えた、ほんま不思議な光景だよな〜
危ない場所では近づいてきたら、馬からおりる。
馬に乗ってるときは、コンパクトのデジカメ。
一眼レフなんぞ、馬に乗りながら無理っ!
何度か試してみたけども、、ブレルし、それよりも危ない!
これは、ちなみに降りて一眼レフで撮った。
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ヤク集団が来る前に、馬から降りないといけないなーーっと、思っていたら、川の反対側にゴンパが見えた。
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こんなこんな山奥にもあるのだ、、、
昼は、おにぎりだった、なかなか旨い!
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昼過ぎからバラサーブの前になった、馬さん、パンパンしごかれるーー!!
後ろから、チョチョ、チョチョ、アチョ、アチョ、どこのネパリ?どこのチベタン?
って、思ってみたら、バラサーブだったのだーー笑
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めっちゃ笑えた、現地の人かと思っていたから。。
そのおかげで今日は、かなり速かったーー、がんばれ、がんばれ、がんばったらいけるやん、
速いやん、私の馬は、私ににてマイペースなのだ。。
すると、壁!!!岩山!!が見えてきた。
しかも、赤いんだーーーーーーーーーーーすっごーーーーなんだこれ?!
目がとまる岩山だった。
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かっこええーーー!!
バラサーブが教えてくれた、慧海も、スネグローブも赤いと書いた岩山だった。
うっわーーーほんまに赤いよ、赤いよ、しかもかっこいい!
目が飛び出そう、いや、飛び出ていただろう〜、びっくりした。
そしてきた、シーメンが見えた。
あ、まただ、不思議に異様なくらいの岩山、その近くに村があるんだ。
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これで、3回目だ。
なぜだろう、意味があるのか?これが、目印なのか?
まるで、守り神のように聳えたっていた。
そして村の入り口、出口には必ずある、チョルテン。
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この傘のようなタイプは、レアもんです〜
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長い長いマニが続く、ここにいつから人が住みはじめたのだろう?
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何故、ここが良かったのだろう?
冬は、大雪だよ、閉ざされてしまうのに、、何故だろう?
そういえば、アラスカ・北米最北端バローに行った時も思った。
北極圏内、冬は凍りの世界だよな。。。
でも、家があった、村があったんだ。。。
生活がなりたっている。

シーメンの中を馬で通りすぎる。
トルボ高地では、木がなかったのに、シーメンでは柳の木があったと記録した。
それは、1958年の西北ネパール学術登山隊の調査と一致する。
(西チベット学術登山隊2004年全記録より)
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へーー凄いなーーあるある、柳の木。
そして、その登山隊は、慧海が通って半世紀、初めての日本人となったそうだ。
って、それまた凄いなーーー!
で、今、今日、2007年9月8日、どれだけの外人が、どれだけの日本人が通ったのだろうか。
きっと数えるほどだろうな。。。

本当に人がいた、不思議でたまらん、畑もあって、川があって、生活がなりたつ、そして定住。
今は、昔とはだいぶ変わったのだろうと思うが、今も生活がここにあった。
外の世界をどう思うのだろうか。。。
それからさっきの赤い岩山の中に入っていく。
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うっそん、、ここどこ??なに??これ??すっごいんですけど、めちゃ好き系や〜
どっかまた違う世界を彷徨ってるようだった。
私は、ひたすら、かっこえーー、すっげーー、かっこよすぎて、どうしよーーばっかり思っていた。
バラサーブの頭ん中は、いったいどないなってねん?!
ありえへん場所に連れてってくれた、なんかもう、頭がおかしくなりそうだーー笑
ってか、もう、すでに、、ぶっとんでいたーー!

あーーそろそろ寒くなってきた、今、テント内14℃。
私は15℃きると、寒いと思うみたいだなぁ。

映画??ネィティブの聖地?
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いや、ここは、ヒマラヤ、トルボだよ!!すっごいー奥が深いヒマラヤ!
やっぱりこれだよ、また、新たなヒマラヤを見た、すんばらしいーーー!
テント場についた。
テント場と言っても、自分達で決める。
なかなかこういうことが出来る場所は、ないんだ。。
だからトルボではかなり贅沢なキャンプなのだ。
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ここは、慧海師は、通っていない、でもバラサーブがこっちの方が面白いだろうってことで、この谷に入ったのだ。
はい、めっちゃ面白いです、一番気に入った!ほんまに。。。
人にはすれ違うことはなかった、すれ違ったのは動物達だけであった。
すごすぎた、この世界が好きだった、、でも、お邪魔させてもらってることは、絶対忘れてならない、それだけは絶対にだ!!ありがとう!!
人間と動物、目に見えないボーダーラインってのがある。
それは、守らなければならない。

もう、ほんとに気にいって、日がしずむまでずっと外にいた。
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夜も気になって、テントあけてチラホラ覗いてみる。
あーーたまらんん〜〜!☆いっぱいやし、どないしょーー^^
景色が良く見える方向にたててましたから、これ!!
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朝〜
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by talkeetna6194 | 2008-04-16 18:11 | トランスヒマラヤ

日常への旅


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