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Denali 〜稲葉香ブログ〜

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アッパートルボ 9

9月1日  サンダからゲバ・ラの吊橋の上、右岸のテント場

7時45分出発、高度順応した。
来た時はガンガンだったなー。歩き始めはみんな一緒、じょじょにペースがバラつき最後にはバラバラゴール。
これ、結構良かった。
ツアーのような列にならない歩き方で、よかった、あれが一番苦手だ。
だからいつも一人で行っていた。
みなベテラン親父集団だから本気出したら速いだろうな〜。
9時、休憩。吉永ブリッジ到着。
吉永さん(ヒマラヤ巡礼などの翻訳家)
洗濯休憩予定だったが無理だった。
以前より川がグレーだった、黒い水だったのだ。
これは、雨のせいかな?どこか土砂崩れ?かな?
そこで、ズボンの裾だけ、きもち洗ってみた。
その川の越えたとこからまた馬に乗る。
じょじょに慣れてきたけど、下り、しかも崖っぷち、結構怖い。
うっそーーそこ行くん??って、感じで。。。
10時8分 3962M峠に到着。
すっげーーなんだこりゃーーっと、思わせる絶景だった。
まだ前半の前半なんだけど、いくつの峠を越えたのだろう。
サンダの冬村が対岸に見える。
えーそんなとこにわざわざ行くのか?
どうやって行くのだ?
まわりを見渡して思った、道らしい道なんぞないぞ。。。
クーンブとは全然違った。
11時10分 テント場到着。 3815M  ゲバ・ラとターシン・ラへの分岐
これまたスッゴイんですけどねーー、なんだここは?!!
アッパートルボ 9_e0111396_23511397.jpg

まるでネイティブアメリカンの儀式をする場所のようだった。
そうそう、確か私の前世は、スペイン人ジプシー、そしてその前は、ネィティブアメリカンだった・
おーー私は勝手にニヤケテ想像する〜
ここは、山の神々と交信出来そうな場所だった。
グランドキャニオン?みたい
行ったことないけどーー笑
ゲバラへと続く道は山肌を沿うように見えるのだが、、、えーーうっそーー、あれ、、行くのか?
スッゴイ道なんですけどね、、これ。。。
トルボの国道?は、ありへん、、、びびります。
こんな道?、初めてです。。。
テント場から谷を挟んで向かい岸?側っていうのかな、テント場から見えるのだ。
その谷は深く深く、、川はゴーゴーーと流れてる。
そしてまた300Mのレンズを望遠鏡みたいにする。
うっわーー、道ないやん、、馬馬馬————、えーー?!
アッパートルボ 9_e0111396_23543283.jpg

するとほんまに道がなく、その馬の近くに人間がきた。
なにかやってるのが見える、きっと道を作ってるのだろう。
アッパートルボ 9_e0111396_2355323.jpg

通れたみたいだ~
アッパートルボ 9_e0111396_23561292.jpg

そうか、、チャンタンの蒼い空でも読んだ、2004年の時はもっと道がなかったんだろうな、、しかし、スー族みたいや、私はきっと平原インディアンだったのだろう。
と、また、勝手に想像しテントの中で寝転んで入り口開けて、外を見ながら
ありえへん光景ににやけていた。
夕方5時半、今日はシチューだった。
何か手伝わななーーっと、思いつつ、何を手伝っていいかわからず、見てるだけ。。
っで、美味しいーーーーーーーーー!!
今日の、昼の散歩は慧海の歩いた道。
私は明日そこには行かないので、みなさんと遅れて散歩に出た。
なんか久々に一人だな〜〜、とおーーーくに見えるけど、見え隠れしてるメンバー達。
っで、両脇にデッカイ岩山、岩壁続きで迫力ある、ここはクライミング出来るのかな?
アッパートルボ 9_e0111396_23574290.jpg

ここで落ちても誰もきづかんやろうな、、こわっ。。
前にいるから安心してたが、深い谷歩きなので消えた。
アッパートルボ 9_e0111396_235899.jpg

あり、、消えたわーー、どこ行った?、あっちゃーー、ここ分岐やん、、、どっちやろ?
うーーーーん、、どっちだ?動物になる、クンクンにおいを感じる方へ、足跡を探し。
行けども行けどもゴーゴー鳴りひびく谷に迫力ある。
慧海は、何を思っていたのだろう。
100年前のここの谷は、どんな感じだったのだろう。。。
トボトボ、キョロキョロしながら歩く。
たぶんこの足跡だろうと思い、右へ行くと赤いヤッケが見えた。
お、Tさんや、安心〜、やっぱりあたった!
ここの谷はネパールにいる感じがしなかった。
誰にも合わないし、こんな谷ははじめてだった。
ほんと奥地まできた、ヒマラヤの内部に入ってきた感触があった。
ヒマラヤ=雪山、誰もが想像するだろう。
しかし、トルボは違う。いろんな顔を見せてくれるのだ。
そして3人に追いついた。
よかった、安心〜
帰りはIさんのクライミング時代の話を聞いた。
これまた本の世界だだなーー、ビバークするポイントが写真で見た光景だった。
アブミのみでぶら下がってる状態などなど、みんな激しかったんだなー。
そして、どこか山岳部に入ったほうが、山が広がると思った。
私はどこにも所属してないし、山友達も少ない。
最初は、一人が良かったからあえて人を誘うことはしなかった。
旅の延長で山と出合っって山に入り、何も知らないまま登りはじめた。
今は、山の知識や経験が欲しいなーと思った。
by talkeetna6194 | 2007-12-20 10:37 | トランスヒマラヤ

日常への旅


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