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Denali 〜稲葉香ブログ〜

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自然治癒力

難しい事はわからない、専門知識も全くない中での戯言。

自分の体験、経験からの一こまです。

これを読んで無理、無茶はしないでほしいけども、

こんな事もあるんだなと、、、

私は、リュウマチという病気を持っている。
(関節の軟骨がなくなっていく病気)

その持病から復活した今だから言える。。。

(この記事を書いたのは2007年2月、2002年から5年間復活していたが2008年7月再発した、ただいま治療中)

19才で痛みが出始めた。
それまでは、健康体だった。
小学生はソフトボール、中学生はバスケットボール、高校生はギター。
いたって普通の生活を送っていたが、、美容師の専門学校で痛みとの戦いの生活がやってきたのだ。
最初は、指、ありえないくらいの痛みが毎朝やってくる。
なんだ?動かんで、、痛い、、最初は数時間で痛みは治まった。
休みになると治まる、学校行くと痛む、この繰り返しだった。
病院行って検査しても異常なし、ただの関節炎だろうと。
でも、痛みは引かない、どんどん痛くなる、どんどん痛む箇所が増える。
そんな日々が一年くらい続いて、足の異常に気がついた。
捻挫だと思ってた足首が異様に腫れていた。
そしてたまたま行った地元の病院がリュウマチの専門医だった。
そんな事は知らず近いって理由だけで行った。
すると血液検査でリュウマチだと言われた。
自分では、何それ?おばーちゃんの病気ちゃうん?ていう知識しかなかった。
両親はびっくりして間違いではないのか?他の病院に行こうと進められて、また専門を探して行ったけど同じだった。

その頃は大型?店鋪の美容室に就職していた。
朝9時出勤の終電近くまでの生活が続いて、ストレス溜まりまくってた。
日に日に痛みが悪化して増えて毎日が痛みとの戦いだった。
治療に通う時間もなかったので、オーナーが左半身附随で現役の美容師をやっていたから私の事もわかってくれてたのか、営業中に治療に行かせてくれた頃もあった。
しかし、やっぱりきつかった。
身体もきつかったし、心もきつかった。

見た目はいたって普通、だからわからないのだ。
痛みは見えないから、痛すぎて指を切りたい、足を切りたいと思う事も何度もあった。
悔しくて泣いて帰る日々、痛すぎてまともに歩けない日々、指が動かなくなってパンツさえあげれない朝。。。
言っていけばきりがないほど、思い出すだけで涙が出る。

なんで人間見た目で判断するんだよーばかやろー、何度思った事か。。
今の時代、自殺する人がいっぱいいる。
私はまだ死になくない、変わってくれ、身体を交換してくれって、思った。

そんな中、美容室の店長の一言で切れてしまった。
その一言はただのきっかけだったと思う。
日々の思いが爆発したのだ。
喧嘩してその場を去った、そして次の日辞めた。

そして今度は小さい店に行こうと。
まだカットも出来ないし、カット出来るまでは美容師をやろうと決めた。
専門学校を出してもらった親に悪いと思った。

しかし、大きくても小さくても同じだった。
どんどん痛みが悪化して、軟骨が減っていく。

その頃のストレス発散場所は音楽だった。
週末はほとんど寝ずにクラブ行って朝まで遊んで仕事に行く。
痛みもあるけど、遊ばないとやってられなかった。

もう、いいだろう、もう、いいだろう
そんなに自分の骨を削ってまでやらなくても、いいだろう。

そして美容師を辞める決意をして、店を辞めた。

その頃、旅に出たかった。

北海道一周、ロス、小銭に貯まると旅に出た。

専門学校の時にはヨーロッパに行った。
イギリス、イタリア、フランス。
借金をして行くという、とりあえず海外に出たかった。

そしてアジアに行った事がなかったのでたまたま選んだベトナム。

この旅が私を変えた。

ベトナムでは、手足のない人、下半身のない人、障害の持った人がいっぱいいた。
可愛い雑貨もあるけど、私はそんなところじゃなかったのだ。
極めつけ私の前をスケボーに乗った少年が通った。
その子は、下半身がない、上半身を乗せて手がペダルのようになってた。
目が飛び出た、なんだこの国は?????
なんでもありかよ??っていうか、、、、、

私の中で何かが動いた、ぶっ跳んだ。

比べるとか違うと思うけど、、私には手がある、足があるやん、、、
何を諦めてるんや。

その一瞬で、リュウマチに対して前向きに受け止める事が出来たのだ。

しかし、なんでこんな身体になるのか?って思い、ベトナムっていう国に興味が出て、本を読みまくり、私なりにベトナム戦争だと思った。
でも歴史本って難しいし、わかりにくい。
そこで読んだ本が戦場カメラマンの石川文洋さんだった。
リアルだった、自分の目で見て体感してるから、想像が出来た。
生と死のはざまだったのだ。

平和な時代に生まれて
やりたい事をやろうと思えば出来る時代に生まれて
何もかもそろってる時代に生まれて

選べる社会に埋もれて
情報いっぱいの社会に埋もれて

何してるねん、、、

やりたい事、人さまざまだ。
私はもっといろんな生き方を見たいと、いろんな国を旅したいと思った。
出会えば出会う数だけ、いろんな生き方があった。

戦場カメラマンの影響でカメラをやりたいと思った。
一瞬の大切さに私は心を動かされた。

それから美容師を復活する。
年に一度、旅に出る、というライフスタイルを続けながら。

その頃、私のやりたい事が旅だった。
そのアジアの旅を重ねて、辿りついたのが山だった。

山に入ると調子が良くなる。

これが自然治癒力との出会いだった。

ちょっと前置きが長くなったが、、、病気は心の問題もあると思う。
自分自信がそうだった。
どこか諦めていた。

旅に出ると元気になっていった。
山に入ると自然に身体が強くなっていった。
今はもう薬も飲んでない、10年間飲み続けた薬を4年前に辞めている。

楽しい気持ち、気持ちいい自分

ただそれだけいい

気持ちが大切なんだと思った。

調子に乗れば昔のように痛みが出る時もあるけど、それは信号。
気をつけろ、って事だ。

山には、、、だの、色々言われてる。
しかし、別に山でなくてもいい、
ただ自分が楽しかったらそれでいいと思う。
誰が何を言おうと、関係ない。
私の場合は、ただ、それが山だったのだ。

普通に歩くだけで痛みがある状態から、6160Mを登るまでに復活出来た。

自然治癒力、目に見えない力だからこそ、自分の内にある。
by talkeetna6194 | 2007-02-05 15:57 | リウマチ日記

日常への旅


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