Upper Mustang 11
3日間のTiji Festivalが終わった。
アッパームスタンの独特な世界観を味わい、私はまだ旅は続く。
まだまだ行きたい場所がある。

ギュルミ・オンディ 、雪の季節はカトマンズに降りるときがある。
彼との会話をメモしておこう。
王宮前でたまたま横にいて話しをしたら日本語ペラペラ!?
日本に15年いたらしいってことで、ムスタンの事を聞きまくる^^
話しが止まらないのでカフェもどき?!に行って最後は彼の家を見学した。
・アッパームスタンには1200の家がある。
・少ない木を使いすぎてガスを使うように言われてる。
・昔より風がきつい
・環境の変化に追いつかない
・ゴミ問題が厳しい
・今の王様には息子がいないから兄の息子が王様になる
(ネパールは王制廃止になっているが、ムスタンの王様は王様なのである)
・昔、ムスタンの王様の兄は、シェーゴンパ(アッパードルポ)に住んでいた。(今は亡くなっている)
・Tiji Festivalの時は、必ず雨がふる(ムスタンにはあまり雨がふらない)
・じゃがいも、蕎麦、麦を育てている。(4月~10月)
・畑の季節は、ムスタンの山を超えて、ドルポには入ってはいけない、行ったら罰金、天気が悪くなるから。
・11月~2月は、カトマンズかインドに行く人が多い。
・チベット国境までの車道は、去年全開通した。
・ローマンタンとツァーランの間、昔はもっと木があった、今もたまに雨期の後、根っこが見えてくる。
・去年、久々に雪が降ったが5年ふってなかった
・昔、チベット人が逃げてきた時、その人に家の作り方を教えてもらった、1960年。
色々話ししたが、一番印象に残ってる事がある。
・1年に3度の祭りがあるが、Tijiが一番古い、服の中にヤリを入れて、ダンスをしながら相手の隙を狙っていた、カポエラみたいだ。。。
・昔昔、チベットとネパールのラマさん達は凄いパワーがあり、イメージで戦っていた。
それで、山一つ破壊?!して、温泉が出来たという。
私は彼と話をして、ムスタンの洞窟の謎が溶けはじめてきた。

ホームステイ先のお世話になったご夫婦。
父・ペマ・テンジン、母・ユ・ツゥン
娘は、二人いて、一人は、日本に行った事があり、今はインド、そしてもう一人はカトマンズ。
息子は、アメリカ。
5年前からガスを使っているが、もっと前からの人もいる。
中国からは質が悪いのでポカラから運んでいるとのこと。

8時出発!
みな、車でサクっとお帰りになるらしいが、、、私は歩く事にしてる、そしてまだ帰らんぞ^^

8時45分、峠に出た、ローマンタンまで歩いてきた道が見える。

地図見てたらSano Kailash 6425mが気になって、探してみる、これかな。。。
小さいカイラス?!ってこと^^?!

そして、行く方向はこちら、まだまだ先は長いのだ。

この谷からドルポからの横断を考えてた事がある。
バラサーブが冬に横断してきたルートだった。
アッパームスタンの氷の回廊だ、憧れのルートだなぁ。

DHIが遠くに見えた。

鬼の下山!?である、もう砂嵐なんぞ気にしてられない、滑りながらの走って下る。

見えるかなーー、底まで下るのだ。

そんな中、写真撮ってるからカメラがほんまにヤバいです・・・、砂マミレ!!

こんな感じ、みんな走って下ってくるから、止まったら最悪・・・、だから走り続ける。

ひとまずフラットなところに出た、そしてまた下る。。。

最後の下りは、雪のような砂だったので滑りながら真っすぐ降り立ったーー笑。

もう全身砂マミレ!!あと、もう少し !!

DHI到着! 12時!

ランチは、久々にスパゲティを頼んでみた、350R。

腕が・・・・やばいことになってきてる、水ぶくれになり、めっちゃ痒いのが終わってむけてきた。
火傷でしたね・・・これ。
顔じゃなくて良かった、しかし、DOLPOで顔面やったことある。
あの時は、ほんまに終わったと思った・・・笑。
勉強したのに、またやってしまった・・・・、あれが治ったからこれも治るだろうと思った。
がしかし、未だに残ってる・・・。

13時半出発ー!
ご飯食べてパワーアップする^^
DHIからは、カリガンダキを渡り、川底を歩く、キャラバンと遭遇。

右手に大きな砂山ロック!?、そしてまた洞窟が出てきたと思いきや・・・・
遠くに、チラ見え、なんだあれは!?

また、あちらの世界に到着したみたいだ・・・・

15時13分、ヤラ到着!

綺麗な村なんだけど、なんだか寂しい!?静かな村だ、誰もいないんじゃないか?!と思った。

その意味が分かった、砂嵐の村だったから・・・、みんな家に入ってる。
そして、家も砂、ベットも砂^^、何もかも砂で出来ている?!

今日は、早めに着いたので、砂のベットにゴロっと横になったら知らない間に寝てたみたい^^
目が覚めてハンモック持って散歩しに行った。
通りすがり人にめっちゃ褒められる・・・^^

夕日が沈むまで眺めていた

贅沢な時間だ

あの山には名前があるのか、ないのか・・・。
名前があってもなくても、カッコイーのはカッコいい。
そんな世界が好きだなぁ。

星の曼荼羅
